撮りたての鳥

 沖縄の鳥

とうろの宿 た年末に沖縄に行ってしまった。期待したのは時期はよくないがヤンバルクイナの撮影、期待できないのは宿泊地が国頭村から離れていること。結果から言えば、50点。及第点には及ばないといったところだ。

 羽田を出たときには晴れていた。今回、初めてJクラスというのを行きだけ奮発した。足元ゆったり、座席の横の間隔も広くて、気分よく沖縄に着けると思った。しかし、 フライト中に「沖縄の天候は雨」 と聞かされた。与那国島を思い浮かべた。


 前に那覇に到着。レンタカーの手続きを済ませ、昼過ぎには雨の中を出発。沖縄自動車道に乗る前に、首里へ行って「首里そば」を食べる。
首里そば

 外は雨。このときが一番ひどかったかもしれない。店の窓際に置かれていたシーサーの人形はちょっと変わっていた。窓から外を眺めているように作られていたのだが、さらに本物の窓のほうを向いていて、まるで雨が上がるのを待っているような風情。こちらも同じ心境。晴れていれば前回見損なった首里城の赤瓦を見たかったのだが、この雨ではどうしようもない。

 その後、沖縄自動車道に乗って終点の許田へ。灰色の東シナ海を見ながら宿のある本部半島に向かった。

 日、翌々日と、はほぼ半日ずつ、国頭村の安田に詰めっきりでいたのだが、お目当てのヤンバルクイナは見られなかった。

 例によって、見られたのは道案内やヤンバルクイナ救護センターの建物の壁、マラソン大会の横断幕に描かれたヤンバルクイナだけ。

 前回姿だけは見られた牧場に行ってみても、ヤンバルクイナが身を潜めていた草叢が刈り取られていて、出を待つ気にもなれなかった。

 結局、国頭村で見たのは、定番のイソヒヨドリとジョウビタキ、灰色の空をバックにしたリュウキュウサンショウクイのみ。
出合い手前 釧路川本流
重い流れ ワンドでティータイム
 本部半島の山の中にある「夢の舎」というそば屋。手作りの灰汁を使う。「アーサーそば」と「海ぶどうそば」。
重い流れ ワンドでティータイム

  ろ髪を引かれながら、恩納村の宿に移動。途中、金武町の田んぼに寄ってみた。前回はここにそこそこにシギ・チが降りていたのだが、ひと目で鳥が少ないことがわかった。タシギ、コチドリ、ムナグロ、ツメナガセキレイを撮る。しかし、雨のせいもあって意欲がわかない。
エゾシカと出会う エゾシカと出会う
ノロッコ号と出会う 終点

 トイレに寄った関係で、一番奥のほうから見て回ったのだが、鳥の姿があまりにも少ないので、もうそろそろ切り上げようかと田んぼの出口に近づいたときに、見慣れない大きい鳥がいるのを見つけた。ナベヅルだった。

 またしても事前の調査不足が露呈したのだが、家に帰ってから調べてみたら、かなり前からここに入っていたらしく、ネット上にもたくさんの情報があった。

 そういうわけで、あまり人を恐れず、農道のごく近くにいた。今回は不覚にも荷物にテレコンを入れ忘れていたのだが、このナベヅルの場合、100〜400mmズームでもかなり引かなければ周りの様子が入らないくらい。

 飛んでくれないかなと期待したが、威して飛ばせるなんてことはしたくないからしばらく待っていた。しかし、翼を一度広げただけ。あとはのんびりのんびり餌を探していた。

 タンチョウすらこの夏にようやくリストに入れたくらいだから、ナベヅルは初。これが今回の唯一の収穫。

エゾシカと出会う
ノロッコ号と出会う ノロッコ号と出会う

 日、那覇空港に行く前に、豊見城の三角池をのぞいてみた。クロツラヘラサギをもう一度撮っておこうと思ったからだが、姿は見えず、わずかにカモが浮かんでいて、隅のほうにセイタカシギがいるくらいだった。

 一度海のほうものぞいてみたが、折悪しく満潮で、ダイシャクシギやチュウシャクシギの姿もなく、今回はこれで終わりかなと思いながらももう一度三角池に行ってみたら、頭上に白い鳥の群れが飛んでくるのが見えた。首を伸ばした姿勢から、クロツラヘラサギだとすぐにわかった。

 クロツラヘラサギは10羽くらいはいたのだろうか。一度見えなくなった後、4、5羽の群れが池に向かって降りてきたが、ほとんどはそのまままたどこかに飛んでいってしまったが、前回は撮れなかった飛んでいるところが撮れたのでよし。

 最後にセイタカシギが群れで移動するのをカメラに収めてお終い。

塘路湖
カヌー 塘路湖
セイタカシギが飛んできた 目の前を通過
 今回の沖縄は雨にたたられてしまった。でも、ヤンバルクイナはやはり時季を選んでこなければと、再々チャレンジを誓うのであった。

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