撮りたての鳥


 キクイタダキとエナガ

 末には行けなかったのでそのころの状況はわからないが,このところようやく冬らしい冷え込みが訪れて,秋ヶ瀬の冬鳥たちの動きも変わってきたように感じる。高い木の枝からなかなか下りてこなかったシメも地面で見られるようになっていたし,シロハラが道路上で落ち葉をひっくり返すシーンも見かけるようになった。
シメ

コゲラ雌

 クニックの森・ヤドリギの丘の上で,コゲラの雌がオオブタクサの枯れ茎をつついていた。

 秋に房状の小花をつけて黄色い花粉を大量に飛ばし,花粉症の原因として嫌われるオオブタクサ。花の後には鋭い突起をもつ大きな実をつけるが,殻が堅牢なのでウソぐらいの嘴をもっていないと食べることもできない。無用の雑草の代表のような草だが,これが冬になるとちょっと違ってくる。枯れた茎の中には虫が入っていて,シジュウカラやヤマガラ,コゲラなどがよく食事場所にしている。右の画像はその虫(小さなガの幼虫らしい)をつまみ出そうとしているところだが,コゲラの動きは素早くて,次のコマ(MouseOverでスワップ画像)ではほとんど口の中に入ってしまっていた。

 この,オオブタクサの枯れ茎をつつくコゲラを見ると,ようやく冬が訪れたと感じることができる。

 しぶりにエナガの群れも見た。強い風が吹いていたため,普段より少し低いところにきたので写真を撮る気になったが,エナガの素早さに追いつくのは大変だ。フレームに入ったところで適当にシャッターを押したが,幸い空が青かったので空が背景であるにも関わらず,なんとが姿を収めることができた。空を見上げたような仕草がかわいいので,切り抜いてみた。
エナガ

エナガ

 クイタダキはエナガ以上に素早い。というより,じっとしてくれないので,さらに撮りにくい。ビデオで撮ろうとしても,視野の狭いスコープ付きでは,捉えたと思った次の瞬間にはもういなくなってしまう。そこで,このところサブとしてデイパックに一眼を入れて背負っているのだが,どっちつかずになってしまうことが多い。
キクイタダキ
 つい2週間ほど前に,親戚筋のマミジロキクイタダキをポルトガルで見た。コントラストの強いマミジロ……に比べるとキクイタダキのほうが地味だが,日本の風景には合っているような気もする。もうちょっとだけ撮りやすいとうれしいのだが……。
キクイタダキ


キクイタダキとエナガ:2008年1月中旬

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