| POMPEII |
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サン・マリノから後はフィレンツェに泊まり,ピサ,シエナ,アッシジを回ったが,撮ったのは景色ばかりで,鳥の収穫はなかった。フィレンツェでは,鳥はまったくだめ。シエナではニシコクマルガラスを見かけ,アッシジではさらにたくさんのニシコクマルガラスが飛んでいたが,時間がなく写真は撮れなかった。残りの日程は,ローマに三連泊し,ローマ市内とナポリ,ポンペイの観光のみとなった。 ![]() 翌日は,早朝にローマを出て,ナポリからポンペイを回ってローマに戻るコース。天気予報は雨になっていて,ホテルを出るときから今にも降りだしそうな空模様。ナポリへの途中でドライブインに入ったときも,その周りを見るつもりでいたが,あまり期待はしていなかった。 |
![]() 時間調整のため,ナポリを後回しにしてポンペイに先に行くことになった。ポンペイは世界各国からの観光客でごった返していて,おそれをなしてか鳥の姿は少なかった。 |
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次はローマ。
| 石の微笑み | イタリアにはたくさんの古代の遺跡がある。その時代の日本の遺跡は柱の穴など本当に跡しかないものがほとんどだが,イタリアでは石の文化ゆえ建築物そのものがしっかり残っている。石といえば,古代だけでなく現在も使われている巨大な寺院などもその重厚感に圧倒される。しかし,洋の東西を問わず,巨大な建築物は,言わば権威の象徴であって,その中で立ちすくんだか弱い人間を救ってくれるものにはとうてい思えない。いや,それを作るために庶民にどれだけの犠牲を強いたのか。 天井に描かれた絵や大理石の石像に見下ろされる感じを受けたのは,刻まれた膨大な時間のせいだけではなく,そこに埋め込まれた時の権威者の欲望に嫌悪感を抱いたからかもしれない。 |