LAGO DI COMO

 モ湖に着くと昼食。バスからレストランに向かうときにのぞいた湖水には,マガモユリカモメが浮かんでいた。帰りにはオオバンも見つけたが,黄色いセキレイが何であったか,飛ばれてしまったのでわからない。

マミジロキクイタダキ

 昼食を済ませると,ツアーは湖上遊覧へ。コモ湖の観光は自然の景観を楽しむというよりは,有名人の別荘巡りといった様相で,湖岸ぎりぎりにびっしり立ち並んだ豪華な建物は確かに壮観だが,こちらの興味が向くところではなかった。ツアーの面々が岸を眺めているときに,ただ一人湖水に浮かぶカンムリカイツブリを見ていた。

 湖岸に戻ってから30分程度の自由時間ができた。土産物屋やトイレに行く人たちとは別方向,岸に着く前に目をつけていた公園の林に向かった。公園に着いてすぐに,モニュメントのある薮でヨーロッパコマドリを見つけた。日本ではコマドリはそう簡単にはお目にかかれる鳥ではないが,ちょっとした広さの薮や植え込みがあれば,そこにはたいていヨーロッパコマドリがいるといった具合。秋ヶ瀬ならアオジくらいの出現率といっても過言ではない。

 しかし,ヨーロッパコマドリより先に写真が撮れたのは,頭の上のマツの木に現れたマミジロキクイタダキだった。

 ミジロキクイタダキは,日本にいるキクイタダキとよく似ているが,その名の通り眉が白くて,肩が黄色い。ちょこまかと動き回るところはキクイタダキとそっくりで,写真が撮りにくいのは全く同じだった。10枚ほど撮って,なんとかとまっていたのは1枚のみ。

ヨーロッパコマドリ

 ーロッパコマドリのほうも,その後,なんとか撮ることはできた。こちらは,性格はジョウビタキやルリビタキに似ていて,日本のコマドリのように薮の中にもぐりッきりということはないようだ。しかし,暗いところが好きなのは同様で,手持ちで撮るのはちょっときつい。

 今回は,荷物を減らしたいのと,街中を大きいレンズと三脚を担いで歩くのはどうかという思いから,使い慣れた500mmレンズではなく80〜400mmズームを使うことにしていた。いくら軽いとはいえ,400mmにするとやはり手ぶれが多くなってしまう。暗ければなおさらで,それが,そこかしこにいるヨーロッパコマドリをなかなか撮れないでいる理由になっていた。

 その難敵をようやくゲットして,ほっとひと息ついたところで,集合時間になってしまった。

クロウタドリ ラノのホテルに戻る前に,ツアーはトイレ休憩,および買い物休憩をとることになっていた。コモ湖地方はシルクの産地で,それを売っているショップの前にバスは止まった。もちろん,シルクの店をのぞくのは家族に任せ,自分は直前に見かけた木立を見に行くことにした。

 そこにはバザールが立っていて,観光客よりは地元の人向けの品を売る露店が立ち並んでいた。人込みを避けてその裏側を抜け,石垣に沿った小公園風の木立に向かう。

 そこで見つけたのは,スズカケのような木に止まっていた20羽ほどのゴシキヒワの群れ。これを見たかった。残念なことに,すでに陽は傾き,だいぶ暗くなっていた。さらに,人通りがあるのでなかなか低い枝にきてくれないので,上を向いての撮影となり,手ぶれ続出。マヒワも来たけれど,余裕はなく,何とか撮ったのがこの1枚。

次はヴェネチア


イタリア雑感2
食事情 安いツアーなのと狂牛病対策とで,夕食のメニューが寂しいのはしかたがない。朝食も同様だが,どこのホテルでもパン(これがまた固いのが多い)とハム,シリアル,ヨーグルト,牛乳,スクランブルエッグ程度。でも,これはツーリスト用で,イタリア人はパンとコーヒー,もしくはコーヒーだけという場合が多いそうだ。
カプチーノ 街中には「BAR」という看板を掲げた店が多い。「バール」と読むのだそうだが,日本の飲み屋とは異なり,アルコール類以外に,コーヒー,紅茶,ソフトドリンク,サンドウィッチなどを売っている。コーヒーはエスプレッソとカプチーノがメインだが,エスプレッソは量が少ないのでカプチーノばかり飲んでいた。うれしいのは値段。ドライブインや街角の立ち飲み専門の店では1杯2000リラ(日本円で120円程度)で飲める。名のある店では1000円とるところもあるが,普通のレストランでも4000リラ前後。泡立てたクリームにふりかけたチョコレートの香りもまた結構。日本では飲んだことがなかったが,すっかりはまってしまった。