VITILEVU ISLAND 2

フィジーミツスイ ルフ場の入り口あたりの芝生にカバイロハッカ(Common Myna : Acridotheres tristis)がいた。

 カバイロハッカというより「マイナ」と言ったほうが通りがいい。フィジー名も「マイナ(maina)」,オーストラリアにもたくさんいた。ムクドリの仲間で,日本でのムクドリに相当するポピュラーな鳥だ。

 Mana Island Resort でもSheraton Fijiでも当たり前に見られた。インド,南アジア原産だが,農作物の害虫駆除のために移入したものが増えて,今では害鳥と言われるくらいである。

 Fijian も他の鳥の名前は知らなくても,このマイナだけは知っているようだった。

 全長23cm。

フィジーミツスイ ーゲンビリアの赤い花の下に潜り込んだのはモリハッカ(Jungle Myna : Acridotheres fuscus)。フィジー名はこちらも「マイナ(maina)」。やはり,インドから持ち込まれたものらしい。

 Mana Island Resort では見られなかったが,Sheraton Fijiにはカバイロハッカと同じくらいの割合でいた。

 カバイロハッカと比べると幾分小さく,目の周りは黄色くなく,全体的に黒っぽい鳥。嘴の上部基部の羽毛は毛羽だったようになっている。行動はカバイロハッカと同様。木の上や屋根の上にとまり,地上で餌をとっていた。

 全長21cm。

シリアカヒヨドリ ナ島ではまるで見かけなかったのに,Sheraton Fiji ではいやというくらいたくさんいたのが,シリアカヒヨドリ(Red-vented Bulbul : Pycnonotus cafer)。マイナに次いでかなりにぎやかな鳥である。

 日本でいえばヒヨドリに当たるのだろうが,全長20cmというと,沖縄のシロガシラのほうが近縁かもしれない。シロガシラの英名が「Light-vented Bulbul」というのも「Red-vented Bulbul」にかなり近い。名前の通り,下尾筒が赤い。

 フィジー名は「ウルリンビ(ururibi)」。

 この鳥を撮ってから,ホテル前の道を歩いていると,近づいてきた1台のボンネットトラックが止まった。ちょっと驚いて,何かまずいことでもあったかと心配していたら,中から日本語で話しかけられた。運転していたのは日本人だった。家の庭に鳥の巣があるから来いと言う。

 後を着いてこい,と言われたが,向こうは車,こっちは歩き。どこまで行くんだと思っていたら,家はホテルのすぐ隣だった。

 確かに鳥の巣はあったが,からっぽ。庭には樹木があるのでほかに鳥がいるだろうと思ったが,それもあまりいない。庭に通されてからはほおっておかれたので,何となく居心地が悪く,収穫もないまま庭から海岸に出た。

フィジーモリツバメ 岸はホテルの前につながる砂浜で,そのまま歩いて戻ることにした。もうすぐホテルというところで,低い木に1羽の鳥が止まっているのを見つけた。マナ島でも見たフィジーモリツバメ(Fiji Woodswallow : Artamus mentalis)だった。

 マナ島では高い梢だったので,写真は撮ったものの小さかった。ここでは3mくらいの枝先にとまって,飛んでくる虫を捕まえようとしていた。フライングキャッチを見せてくれればよかったが,あまり動かない。動かないから写真は撮りやすかったが,ちょっと残念でもあった。

 ィジーでの鳥見はこれで終わり。本格的に鳥見をするなら,ヴィチレブ本島がよさそうだったが,一人では心もとない。再訪の機会があれば,ぜひ山へ入ってみたいと思った。

・・・・・・おしまい・・・・・・