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砂浜から戻ってコテージの裏手のほうに回る。前の日にホテルの従業員から「早朝なら青い鳥がいる。」と聞いた辺りだ。「青い鳥」の正体が何かはわかっていなかったが,いずれにしろ初めて見る鳥のはずだ。
ほどなく正体は判明した。地上2mほどの枝から,地面に向かって飛び降りる鳥がいた。木の根元から再び枝に戻った鳥を双眼鏡で眺めると,それは太くて長いくちばしをもつナンヨウショウビン(Collared Kingfisher : Todiramphus chloris)だった。フィジー名は「レイレ(lele)」もしくは「レイレワイ(lelewai)」。全長20cm。
地上にはトカゲやヤモリなどを捕りに降りるようだ。そのためか,目が大きく,くちばしの形も地面からエサをすくいとりやすそうな形状になっている。
色は日本の図鑑にあるものとはかなり印象が違う。日本の図鑑では頭から背中にかけて水色一色になっているが,ここのは頭から背中が緑がかった水色で,肩から翼,尾にかけては青になっている。学名は同じだが,地域差なのか亜種なのかはわからない。
目が慣れてくると,その周辺には3〜4羽のナンヨウショウビンがいるらしいことがわかった。しかし,姿が見られたのはほんの一時で,気がつくとどの枝からも消えていた。リゾートの従業員が動きはじめる時間帯だったせいだろうか。
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