彩湖ガイド --------------------------------
海なし県埼玉の新しい水面,彩湖。その彩湖の秋から春にかけての探鳥は,風次第かもしれません。とくに北風が強い日は,鳥を探そうにも鳥そのものが隠れてしまう可能性もあります。それでもよくしたもので,そんな日には普段は出ない鳥が出ることもあり,それも楽しみの一つとなります。
ここでは,冬の彩湖をいくつかのブロックに分けてご案内します。
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●水生植物園〜風のはらっぱ
JR武蔵野線の鉄橋の南側に浅い池があります。この水面には,冬季,彩湖から水面採餌型のカモが餌をとりに飛んできます。マガモ,オカヨシガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモが中心ですが,いればヨシガモ,そして潜水型のミコアイサも混じります。(厳冬期は水面が凍ってしまうので不適)
「風のはらっぱ」という草原は,ホオジロ科の小鳥が多いところです。オオジュリンが主になりますが,少しねばっていればコジュリン,カシラダカ,ホオアカも見られます。草の中からポンと飛びだしてちょっと飛んだ後すぐに草の中に入ってしまうのはセッカ。ホオジロやアオジもいますが,池の北側に偏って見られます。小鳥は草にもとまりますが,池沿いの木の枝にとまることも多く,また水鳥や小鳥を狙ってノスリやオオタカ,ハイイロチュウヒ,チョウゲンボウなどの猛禽が飛んでくることがあるので,機場に向かう緩い坂道あたりで観察するのが広範囲が見られてよいでしょう。
●貯水池機場・流入堤付近の水面
この彩湖北端部の水面を観察するのに都合がよい場所は2カ所あります。一つは貯水池機場北側の土手の中段,もう一カ所は機場の南側で散策路が人工湖に接する辺りです。対岸(東岸)からも見られますが,午後は逆光になってしまうので,見づらい場合もあります。
土手の中段からはコンクリートの流入堤がよく見え,また北風を避けるにも好都合です。特に風が強く水面が波立つような日は,カモたちも風を避けてコンクリートの上に上がっているものです。ここから見える水面には,彩湖にいるほとんどの種類の水鳥がいます。観察にはスコープが必需で,1羽1羽しっかり確認することがトモエガモやシマアジなどの比較的珍しい鳥を見つける結果につながります。
土手からでは機場の陰になってしまう辺りは,機場を回り込んだ辺りの湖岸から眺めたほうが良いでしょう。ミコアイサはここにたまることがあります。
●機場〜管理橋の散策路
貯水池機場から下流,最初のビオトープ辺りまではじっくり見たほうが良いでしょう。というのは,ツリスガラもベニマシコもこの辺りに現れる確率が高いからです。人通りが多いのが珠に傷ですが,耳を澄まして前記の2種の声が聞こえてくるのを待ちましょう。
一つ目のビオトープを過ぎると,管理橋までは鳥がぐっと減ってしまいます。それでも管理橋付近ではベニマシコの小群を見ることがよくあります。
●幸魂大橋下流部
機場から幸魂大橋までは約2.5kmのみちのりです。その間はあまり鳥がいないので魅力に欠けるのですが,幸魂大橋下流の水面は,体力,気力,時間に余裕があれば見ておきたいところです。彩湖北端部の水面に鳥が少ないときでも,こちらに集まっていることはよくあります。また,幸魂大橋中央部のそばの島の鉄塔にはハヤブサがとまっていることがあります。この幸魂大橋より下流は「立ち入り禁止」になっていて,ゲートがあります。このゲートの辺りからだと,下流部全体が見渡せるでしょう。
●道満グリーンパーク
正直言って,こちらはあまり行ったことがありませんので,ほとんど聞いた話。こちらには林があるので,対岸とは違った種類の鳥がいることがあります。特に釣り堀付近ではアリスイ,ルリビタキなどが出ることがあり,ベニマシコもよく見られるそうです。